たまには真面目な記事も書いてみます。
ココログをされている方はお分かりだと思いますが、管理画面の右に「ブログネタ」と「ココログニュース」という項目が数ヶ月前から表示されるようになりましたよね。ネタの方はともかく、ニュースにはあんまり目にしたくない項目、特に姪も一緒にパソコンをする事があるので、姪の目に触れさせたくないような項目が載っている事もあり表示しないように出来ないのかなと思っているのですが、先日、興味深いニュースがありました。全文掲載しますね。
-----------------------------------
イギリス・障がい者のテレビ司会者に苦情殺到!
イギリスBBC放送が放送している子ども向け番組『CBeebies』の女性司会者として、生まれながらにして片腕が不自由なセリー・バーネルさんを起用したところ、多くの視聴者から苦情が殺到しているという。
その内容は「ウチの子どもが悪夢を見てしまうたろ!」「彼女(バーネルさん)を見たウチの子どもが恐怖におののいているんだ! どういうキャスティングをしているんだ?」「寝つきが悪くなるのでやめていただきたい」など、ほぼすべてがバーネルさんの容姿に関するクレーム。
このことをイギリスのマスコミ各社は「障害をもったバーネルさんは、差別的で不穏なキャンペーンの犠牲者になった」と報じており、バーネルさんに対して同情を示している。日本人からすれば「同情して当たり前だろう」と思うかもしれないが、イギリスは障害者にとって、けっこう手厳しい国だといわれることが多い。
イギリスに留学経験がある人によると、イギリスは外国人はもちろんのこと、障がい者に対して厳しい態度に出る人が多いと感じたという。確かに、この時代になって障がい者がテレビに出ていることが苦情の対象となるのは、先進国としてどうなのかと疑問に思う。
この苦情の数々に対してバーネルさんは「障害について話すきっかけとして、私を使ってくれたらそれはすばらしいことです」と公式コメントをしている。バーネルさんのように寛大な心で人を見ることができる人が、どれだけこの世にいるのだろうか。体は五体満足でも心は不満足な人が多くいる気がしてならない。
(Rocketnews24スタッフ)
-------------------------------------
このニュース、いろいろ考えさせられる事が多いですね。
まずは「障がい者」表記。
私はもう3、4年前になるかもしれませんが、心身にハンデがある人たちにとって様々な社会の中での『障害』があり、その障害のせいでノーマルな生活を送るのが困難な状況が続く限り、「障害者」という表記を続けていくと決めた、とこちらでも書きましたように障害者表記を続けているのですが、最近では「障がい者」と表記すると決めた自治体も増えましたし、私自身も大学時代レポートを提出する際は「子ども(『子供と表記するのではなく、最近は「子ども」が一般的です)」と同様「障がい者」と表記する(良い評価をもらうためには考えもあっさり曲げちゃうのが私のダメなところですね(笑))ようになりましたので、「障がい者」表記が一般的になって来たのでしょうね。いろいろ思うところはありますが、今回はこの辺で。
次に『日本人からすれば「同情して当たり前だろう」と思うかも・・・』という点。
そうか〜、まだ障害者は同情の対象なんだな〜と思ったり。私もblogで障害者であると公言してますが、私も同情の対象なのかな〜と考えてしまいました。
それと同時にイギリスにも排他的な考えをもっている人がいるのか・・・とこのニュースで思いました。良くも悪くも誇り高いということでしょうか。もちろん、イギリスの皆さん全員がそうだとは考えていません。「◯◯人はこうだ!」とか「あそこの地域に住んでいる人はこういう気質が多いんだ」と決めつけるのが一番嫌いですから。ともかく苦情が出ていて、その苦情の内容も信じられないようなものばかりという事実に驚きました。
この子ども向け番組の司会者となったバーネルさんは、このような反響が出る事をある程度予想していたと思うんですよね。番組スタッフはバーネルさんの才能以上に、障害者であるという部分に、言葉は悪いですが物珍しさに惹かれて起用した部分もあったと思います。でも、それすら承知でバーネルさんは引き受けたんだと思います。
それはすべて「障害について話すきっかけとして、私を使ってくれたらそれはすばらしいことです」という公式コメントに思いが詰まっていると思うんですよね。自分が表に出る事で障害者がいる社会について考えてくれるきっかけになれば、たたき台になれればという思いが強いから批判覚悟で出演を承諾したのではないでしょうか。
これも前に書きましたが、高校を卒業する際、ローカルテレビ局や新聞社から何個か取材を受けました。これは高校の校長が「障害者が卒業するから取材に来て欲しい」とマスコミに言ったからだそうで、私は宣伝に利用されたわけですが、それを承知で快諾したのは障害があっても普通高校に通える事を多くの人に知って欲しかったですし、なにより社会の中に障害者は生活している事を知って欲しかったからなんですよね。バーネルさんと同じ志だったというと自分を買いかぶりすぎですが(^_^、バーネルさんの心境はよく分かります。
ニュースは『心は不満足な人が多くいる気がして・・・』とまとめていますが、心身が不満足かどうかは問題ではなく、目の前の現実を受け入れる土壌が社会にあるのかどうかが大事な気がします。
最近のコメント